構築
構築作りで一番大切なのはコンセプト
最初はこのポケモンを使いたいって理由でもいいから組み始めればいいんだけどそのポケモンからどんな構築を形成するかで勝てるかどうかは変わってくる
例えばリザYを使いたいからそこから構築をスタートさせたとして相性が良いからカバルドン、このポケモンが重くなるから~みたいな感じで組んだ構築は絶対に勝ちきれない
なぜなら勝ち筋が明確に見えなくてただサイクルを回せるだけの構築になるから
初手からリザYで高負荷をかけていってダメージレースに勝つのがコンセプト
初手に対面したら困るガブリアスやランドロスへの引き先としてカバルドンを採用
みたいな感じで考えるとやってることは同じだけど周りのポケモンを「リザードンで負荷をかける」という考えのもとで組んでいけるので自分の想定した勝ち筋を通しやすくなる構築になっていくと思う
受けループみたいな単純に受けるという構築でも深く考えれば
「有利なポケモンを受け出し続けて状態異常等で定数ダメージを与え続けて削りきる」
というコンセプトが根底にはある
そのためにサイクル回数を増やさなければいけない→回復技の採用
より早く相手を削りきるために状態異常以外でも定数ダメージを稼ぐ必要がある
→ステルスロックやゴツゴツメットの採用
このように技や持ち物の採用理由も明確になり、構築の理解度がより深まる
しかし、実戦ではコンセプト通り受け続けることが厳しいような積みアタッカーが存在するため受け続けるだけでは勝ちきれない
そこで受け回す際に状態異常を撒いていくなら上から積みエースを縛れて状態異常を絡めた一貫を作りやすい祟り目ゲンガーを採用して受け続けるだけでは厳しい相手には受けから攻めのスイッチで対応できるようにしようとなってだんだん構築の練度が高まっていく
構築段階でコンセプトを貫いている構築を作るのは当然だが、実戦で改善点が見つかった際も変更点が元のコンセプトに果たして合っているのか疑い続けることが構築の練度を高めるためには必須だろう
おしまい