行動誘導
ポケモンお勉強会その3
行動誘導について
某シャンデラの人が言ってるように行動誘導とは有利不利のはっきりしたポケモンが相手の釣り出しや交換読みを誘う事を利用して身代わり等でアドバンテージを確保することである
相手のプレイングをコントロールするように組まれたのが754パであるが、意識して構築を組まずとも決して行動誘導に繋がる要素がないわけではない
例えばエアームドというポケモンを先発でステルスロックを展開するために採用するとしてステロの刺さりが良いわけではなくあまり仕事の出来ないガルーラスタンには選出は控えて他で対応すると構築段階で決めたとする
この段階、つまり机上論ではエアームドはガルーラスタンに対して何もしてないわけだが実戦だと少なからず相手の意識に影響を与える
エアームドというポケモンが一般的にゴツメを所持した物理受けという認識をされている以上ガルーラが安易に猫だましを打ったり物理ポケモンとガルーラの対面でランドロスを後投げするという行動がエアームド引きにアドバンテージを取れないため安定択にはならない
このようにポケモン特有の性能や一般的な型の認識を利用して相手の行動を意図しない部分でずらすのが行動誘導の強みである
ヒードランをエアームド同様ステルスロックを撒くために採用して水+リザガモスのような並びにはナットマンダで対応すると決めて選出せずとも相手はヒードランを意識した行動をせざるを得なかったり
激流ゲッコウガ+裏の電気無効枠を考慮して初手のゲッコウガに電気技を撃たなかったりしてダストゲッコウガでアドバンテージを取るなど様々な例がある
相手からの認識をこちらの行動を安定して通せるように誘導してあげるというのが非常に重要な要素だと個人的には考えている
こうした認識のずれは把握していないと自分が安定だと思う場面で予想外の行動をされたりするのでそういう観点でも相手視点でのアドバンテージを取る行動も考えなければならない
相手依存だと言われればそれまでだが、十分に意識される要素であり構築段階でこの要素を前提として組むだけの価値があると思っている
現に754パは結果として出ているわけであり、上位構築でもそういう要素を意図していたかはともかく意識すれば有効に働かせれる構築ばかりである
行動誘導は相手から見えないアドバンテージを取るために必須な要素だって話でした